JCERI×立教大学「ケースメソッドで学ぶ新しい学校づくりリーダー塾」(教員研修)

研修概要

ケースメソッドで学ぶ新しい学校づくりリーダー塾の様子 ケースメソッドで学ぶ新しい学校づくりリーダー塾の様子

現在の学校運営には、教員一人ひとりの創意工夫とともに、組織として変化に対応し、新たな方向性に向かって前に進んでいく、そのような自主性・自律性のある「学校づくり」が求められています。

そこで、JCERIでは、人材開発・組織開発を専門とする中原淳教授(立教大学経営学部)にご協力いただき、これから学校づくりに関わっていく先生方、あるいは、学校づくりに関わり始めた先生方を対象(主に中学・高校)に、ケースメソッドによるワークショップ型の教員研修を開発いたしました。

ケースメソッドは、ビジネススクールで一般的に用いられている学習方法です。実際のビジネスの現場を取材してまとめられた事例(ケース)を、受講生が丹念に読み込み、自分が当事者だとしたら、どのように意思決定を行うかを議論するという授業です。本研修では、この手法を学校現場に適用しました。実際に先生方を取材し、学校現場に特化した事例(ケース)を用いることで、疑似的な経験からリーダーに必要な資質を学び取るとともに、他者の意思決定からも気づきを得ることができます。さらに、ケースメソッドで学んだ学習ポイントをいかし、自校の状況や課題についての今後の取り組みまで落とし込んでいきます。

研修内容紹介

組織づくり編

2つのケースを用意しています。

ケース1:国語科が「組織」になるために

このケースは、ミドルリーダーのポジションにある教員が、教育改善に向けた新たな試みに教科全体で取り組むための手立てを探るというものです。学校において組織づくりを行う際に、どのような情報を集め、どのように働きかけることが有効であるかについて考えていきます。

ケース2:ICT化をどのように進めるか

このケースは、ミドルリーダーのポジションにある教員が、管理職が示したICT導入の方向性のもと、他の教員からの反発があるなかで、新しい取り組みを始めるというものです。学校組織マネジメントにおけるミドルリーダーの役割、働きかけ、有効な施策について考えていきます。

カリキュラムづくり編

ケース:次年度の探究学習に向けて

このケースでは、教科を越えて、多くの教員が関わる探究学習のプログラムの検討において、それぞれに意図の違いがある中で、カリキュラムを設定していくプロセスを体験します。状況を整理し、カリキュラム改訂の方向性と、他のメンバーへの働きかけについてまとめていきます。これらに取り組むことで、他者と協働しながらカリキュラムをつくり上げることの難しさや、それを乗り越えるためのポイント等について考えていきます。

人づくり編

ケース:「若手には育ってほしいが…」人材育成の悩み

若手教員の育成は、授業・学級経営・生徒指導等における力量形成が注目されがちですが、このケースは、日常的な組織内での役割のなかで若手に仕事を任せ、「背伸び」経験を通じて育成していく際のポイントについて考えるものです。若手育成における困難な状況を整理し、仕事を任せる際に考慮するべきポイントを検討し、ロールプレイングで実際にその場面を経験することで、先輩として、そして、組織として、人を育てていくために重要なポイントを学び取っていきます。